こんにちは。みゆおです。
今日はステキな映画を観てきました。
「おいしい家族」
めちゃめちゃ癒されました。
ストーリーはこちら
銀座で働く橙花は、夫と別居中。
仕事もうまくいかず都会での生活に疲れ気味。
ちょうど母の三回忌を迎え、
船にゆられて故郷の離島へ帰ってきた。
すると、実家では父が、亡き妻の服を着て
おいしいごはんを作ってまっていた!
唖然とする橙花に追い打ちをかけるように、
見知らぬ居候が登場。
それはお調子者の中年男・和生と
生意気な女子高生・ダリア。
「父さん、
みんなで家族になろうと思う」
突然の父の報告に動揺する橙花とは裏腹に、
一切気にも留めない様子の弟・翠が加わり、
みんなで食卓を囲む羽目に…。
みんなちがってそれでいい。
のびのびと過ごす島の人々と、
橙花の暮らしがはじまった。
うまくいかねーなーってダメな自分も「いいのいいの!大丈夫!」と肯定してくれる映画です。管理人のみゆおは自分と重ねて2,3回泣いてしまいました…。
劇的な展開はなくても(父が母になるって言ったら十分事件だけど)、感情の機微に触れるストーリーって邦画ならでは。
観終わって暖かい気持ちになれるなんて最高じゃないですか!!
ちょっと心が疲れている人にぜひ見てほしい優しい映画です。
ここからネタバレしつつ感想。
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仕事もプライベートも何をしてみてもうまくいかないってこと、誰しも経験があるのではないでしょうか。そういう時って、不愉快だし、自信喪失だし、イライラの負のサイクルのオンパレード。
親の期待に応えられていないくて申し訳ない気持ちになったり、他人と違うことに不安を抱えたり、自分の常識の範囲外のことを受け入れることができなかったり。
アラフォーともなると共感ポイントがたくさん。
性別も国籍も人種も取っ払って「好きなものは好きでいい」と決して押し付けがましくなく、穏やかに肯定してくれます。
これからの時代、もう「友情として?恋愛感情として?」なんて聞くことがナンセンスなんだろうな。
さて、この映画の主役・橙花を演じるのはauのCMでもお馴染み松本穂香さん。
ツイてない時特有の疲れた感がリアル。エビオとのシーンでは色気もあったし、前半のアウェイ感から徐々に受け入れていく繊細な感情の動きが素晴らしいと思いました。
橙花が瀧と青治それぞれメイクしてあげるのですが、どちらも名シーンです。
瀧はアイデンティティの悩みを抱えていて、島を出て急いで大人になろうともがいていますが、メイクによって新しい自分を見つけることができます。
嫁入りの化粧をするシーンで橙花は「結婚ダメだった」と青治に吐露します。青治は穏やかに「生きてればなんだっていい」と優しく諭してくれます。
橙花を通して、私も心が解放されたようでした。
青治と和生の結婚式。
空と海の青に、横一列に並んだ参列者の衣装が鮮やかで、その前を歩く二人はステキだった。板尾さん本当に違和感なさすぎて。なんだったら二人とも幸せになってほしい!と願ってしまいます。
この島は、人と違うことや異文化を受け入れる寛容さをみんなが持っている。
みんながこうなれたらいいのに。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。