こんにちは。みゆおです。
今日はちょっとヘビーな映画を観てきました。
「ホテル・ムンバイ」
人がいとも簡単に殺されていく様は恐くて、哀しくて虚しかったです。
2008年11月26日に起こった無差別同時多発テロ。
CST駅、カマ病院、ユダヤ人施設、レオポルド・カフェなどが標的とされ、多くの犠牲者を出しました。
この映画は、5つ星のタージマハルホテルでの襲撃や脱出の様子を描いた群像劇です。
32名の犠牲者のほとんどが従業員であったという事実に胸が震えます。
宿泊客を守るためにホテルに残るひたむきな姿には感動したけど、それが正しいホスピタリティ精神だとは言えません。誰も死んでほしくない。
アルジュンたちの勇気と機転に心打たれたのは否定しようないですけど。
そして、無感情に銃を乱射する少年たちには恐怖しかない。
ホテルの煌びやかさに感嘆したり、父親に愛してると電話したり、ブラジャーの中に手を入れるのは躊躇ったり…すごく人間的な感情を持っているのに、誰かを大事に思う気持ちはあるのに、一方で人を人とも思わず容赦なく撃ち殺していく。聖戦と信じて。
膨大な資料から忠実に再現された映画とのことで、いわゆる死亡フラグなどの予測がつかない展開です。最後の最後まで緊張感が続きます。
ぜひ、劇場で疑似体験を。
さて、テロや銃乱射事件の被害者は無実の市民で、実行犯は制圧されるか殺害(自害)されている。世界中で後を絶たないのは、結局望んだ結果を得られていないからだと推察しますが、武力行使では解決しないという教育を、どの国のどの子供も学べる環境になってほしいと願う。
世界平和。これが一番。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた。